不動産売却について（一括査定サイト）
本日は、不動産売却についての基礎知識を書こうと思います。
長文となります。
不動産売却を検討する際、様々な方法で売主様は情報を収集されると思います。
その方法については、売主様それぞれで、インターネットだったり、不動産会社に直接行ったりになります。
最近、一括査定サイトのご利用が弊社では多く感じております。
一括査定サイトを活用する際にご注意が必要な事をお伝えします。
一括査定サイトのメリットとして、
〇一度に数社の査定額を収集できる。
というメリットがございます。
逆にデメリットとしては、一括査定サイトで依頼がかかった不動産会社から、一気にお電話がかかってきます。
おそらく査定依頼後３０分間は他の用事があれば、手につかないくらい電話がかかってきます。
もう１点デメリット、ここが重要なところです。
例えば１０００万円の相場の不動産物件があったとします。
不動産会社は、経験や様々な情報から仕入れられる相場というものはどこの会社でも持っていて、どこの不動産会社も把握している相場はほぼ同じです。
弊社が１０００万円と把握しているものだったら、他社も９００～１１００万円の相場と判断している事がほとんどです。
しかし、査定額はそうではありません。
理由は、会社として、売主様を確保しないといけないというノルマがほとんどの会社にあります。
その為、
A社：１０００万円
B社：１０５０万円
C社：９８０万円
D社：１３００万円
というように、D社だけ突出して査定額が高い場合があります。
これを見て売主様はどう思われますか？
ほとんどの売主様は以下のようなお考えになると思います。
「D社の査定額が高いから、ここが高く売ってくれそうだからここにお願いしよう。」
これが一括査定サイトの最重要の注意点です。
一括査定サイトのサービスの性質上、不動産会社は間違いなく競合しており、各不動産会社は他社に売主様を取られたくないという気持ちで営業をします。
特にノルマが強い会社は、嘘も方便というところで私が知る限りそこまで言うのか？というくらいの営業トークも耳にしたことがあります。
他社に取られない為だけの高額な査定額であれば、売り出したはいいものの、全く売れず最終的に１年以上かかったうえに、当初の他社の査定額よりも安く交渉された金額で売ってしまったという失敗パターンを弊社も今まで見てきました。
最終的には、買取保証という金額（ものすごく低い金額）を当初提示し、売れなかったらこの金額であれば会社で買い取りますというものがあります。
弊社として重要と考えていることは、まず相場を売主様に把握して頂くこと。その上で、その相場からどれくらいまでなら上げて売出できるのか。またその先で、どれくらいの価格交渉が入って、どこまで下げたら成約できるのか。そしてその成約までの期間は予想でどれくらいかかるのかをしっかりお話させて頂いております。
全てその時々で弊社から助言・アドバイスを行い、最終的に弊社が決めるのではなく、売主様ご本人に判断して頂くようにしております。
弊社はノルマ無しの会社であり、今まで弊社をご利用して頂いたお客様はおわかりだと思いますが、弊社から、「うちの会社に任せてください！！お願いします！！」というトークはおそらくしたことがありません。
「売主様から、弊社に任せたいと思われた場合は任せるよと言ってください」という営業スタイルです。
ですので、不動産会社でよくある、ゴリゴリの営業は一切ございません。最終的に他社様に依頼したとしても全く問題ございません。
ご依頼前でも弊社でできることは全て調査や報告を行い、売主様の不動産売却を失敗させないよう徹底しております。
ノルマ無しだからこそできる売主様に寄り添った売買業務・売却活動で、今ではほとんどの売主様は、今まで弊社をご利用頂いたお客様のご紹介や、他社に依頼はされたものの弊社の対応がよかったというお客様からのご紹介の売主様がかなり多くご相談頂いております。
不動産売却でお悩みやお困り事がございましたら、お気軽に弊社までご連絡ください。
監修者情報
代表者 市山 英義